モーサルでの吸血鬼退治を終えてホワイトランに戻ったオーズは、同胞団の一員として、山賊退治や害獣退治などの任務をこなし、想像していたよりはずっと地味ではあったが、戦士としての道を歩み始めていた。
そんな中、突如としてホワイトランを吸血鬼たちが襲撃する。スカイリムの束の間の平和は、はやくも破られようとしていた。

「非情になれといっている訳では無い。
すべきことをしろと言っているだけだ」
埋葬を終え、たくさんの花を供えて、モーサルの墓地から帰る途中、おっさんはそう言った。
俺だって頭じゃ、ちゃんとわかっているつもりだったけど。
ガキの頃は、親父につれられて、ホワイトランにはよく来ていた。
親父が取引先に薬や雑貨を納品している間、街をぶらぶらした。
結構友達もできたし、ちょっとした冒険も味わえた。
市場を眺めてるだけで、田舎出身のガキには、十分刺激的だった。
とりわけ、遠くそびえるジョルバスクルと、そして街で見かける同胞団の戦士たちは、本当に格好良く見えたもんだ。
ばったばったと敵をなぎ倒し、戦場で大活躍する自分なんてのを想像しては、木でつくった剣を振り回していた。正義の味方だー!英雄だー!なんてな。
こんな時代だ。
戦う、っていうのは、そんな単純な話じゃないんだ、って、すぐに気づいた。
わかりやすい正義なんてどこにも転がってない。
先の内戦だって、帝国もストームクロークも、それぞれの正義を掲げて、そして、たくさんの人が殺し合い、死んでいった。
どちらが正しかったんだろう? そんなことは誰にも判断できない。
同胞団は政治への不干渉を宣言している。
だからこそ、その導き手であるシグルドは、調停役として内戦を休戦に導くことができたわけだし、同胞団が仲間うちで争うことも避けられている。
じゃあさ、同胞団が掲げる名誉ある戦いって、なんなんだろう?
俺にはそれはまだわからない。
すべきこと、ってなんだろう。
山賊退治? 害獣退治?
まあ、わかりやすいよな。
そんなわけで、そんな地味ーな依頼をこなしながら、俺は日々を過ごしていた。
それでも十分刺激的だったけどな。
それに、そこそこ儲かる。

その日も俺は戦利品を売り払ってジョルバスクルに戻ろうとしていた。
もうあたりは暗くなっていたけれど、城壁のなかだし、すっかり安心しきって、な。


オーズ

衛兵

オーズ

衛兵

オーズ

アルフ

オーズ

アルフ

オーズ・
・
・
・
・

アベル

オーズ

アルフ

アベル

オーズ

アベル

アルフ

オーズ

アベル

オーズ

アルフ

オーズ

アベル

アルフ

オーズ

アルフ

オーズ

アベル

アルフ

オーズ

アベル

オーズ

アルフ

オーズ

アベル・
・
・

オーズ

ヴィルカス

シグルド

ファルカス

シグルド

オーズ

ヴィルカス

オーズ

アエラ

シグルド

オーズ

シグルド
そんな中、突如としてホワイトランを吸血鬼たちが襲撃する。スカイリムの束の間の平和は、はやくも破られようとしていた。

「非情になれといっている訳では無い。
すべきことをしろと言っているだけだ」
埋葬を終え、たくさんの花を供えて、モーサルの墓地から帰る途中、おっさんはそう言った。
俺だって頭じゃ、ちゃんとわかっているつもりだったけど。
ガキの頃は、親父につれられて、ホワイトランにはよく来ていた。
親父が取引先に薬や雑貨を納品している間、街をぶらぶらした。
結構友達もできたし、ちょっとした冒険も味わえた。
市場を眺めてるだけで、田舎出身のガキには、十分刺激的だった。
とりわけ、遠くそびえるジョルバスクルと、そして街で見かける同胞団の戦士たちは、本当に格好良く見えたもんだ。
ばったばったと敵をなぎ倒し、戦場で大活躍する自分なんてのを想像しては、木でつくった剣を振り回していた。正義の味方だー!英雄だー!なんてな。
こんな時代だ。
戦う、っていうのは、そんな単純な話じゃないんだ、って、すぐに気づいた。
わかりやすい正義なんてどこにも転がってない。
先の内戦だって、帝国もストームクロークも、それぞれの正義を掲げて、そして、たくさんの人が殺し合い、死んでいった。
どちらが正しかったんだろう? そんなことは誰にも判断できない。
同胞団は政治への不干渉を宣言している。
だからこそ、その導き手であるシグルドは、調停役として内戦を休戦に導くことができたわけだし、同胞団が仲間うちで争うことも避けられている。
じゃあさ、同胞団が掲げる名誉ある戦いって、なんなんだろう?
俺にはそれはまだわからない。
すべきこと、ってなんだろう。
山賊退治? 害獣退治?
まあ、わかりやすいよな。
そんなわけで、そんな地味ーな依頼をこなしながら、俺は日々を過ごしていた。
それでも十分刺激的だったけどな。
それに、そこそこ儲かる。

その日も俺は戦利品を売り払ってジョルバスクルに戻ろうとしていた。
もうあたりは暗くなっていたけれど、城壁のなかだし、すっかり安心しきって、な。

結構な儲けになったな。バナード・メアで一杯やっていくかなあ。
って、なんだ?あっちが騒がしいぞ?
って、なんだ?あっちが騒がしいぞ?
同胞団! 援護を頼む!! 吸血鬼の襲撃だ!
きゅ、吸血鬼!? ま、まかせろ!!
デスハウンドまで…! 数が多いぞ!
くっそ! この犬、素早い…!
後ろがお留守だぞ! 加勢する

えっ…! おまえは… アルフ!?
何?
!!
オーズか!
!!
オーズか!

ひっさしぶりだな!どうしてたんだ!
っと、懐かしんでる場合じゃなかった!
先にこいつらを倒すんだったな!
っと、懐かしんでる場合じゃなかった!
先にこいつらを倒すんだったな!
・
・
・
・
オーズ… オーズか!?
うわあ! 大きくなったなあ!
うわあ! 大きくなったなあ!

ははっ!まさかアベルまで一緒とはなあ。
って、親戚のおばちゃんみたいな言い方やめろよ!
って、親戚のおばちゃんみたいな言い方やめろよ!
アベルが呼んだわけじゃ無かったのか。
おまえの呼び出しで来てみたら、吸血鬼は出るし、こいつは戦っているし
おまえの呼び出しで来てみたら、吸血鬼は出るし、こいつは戦っているし

まさかオーズがホワイトランに帰ってきてるなんてなあ。
前にあったときは、ヤギを売っていたのに!
すっかり戦士じゃないか
前にあったときは、ヤギを売っていたのに!
すっかり戦士じゃないか
へっへ!聞いて驚くなよ!
俺は同胞団に入ったんだぜ!
…見習いだけど
俺は同胞団に入ったんだぜ!
…見習いだけど
ええ!? すごいじゃないか!
仔牛でも牛は牛だ
牛言うな!
ふたりはどうしてたんだ?
アベルは衛兵になったんじゃなかったのか?
ふたりはどうしてたんだ?
アベルは衛兵になったんじゃなかったのか?
話せばながーーい話なんだけど、それは後でゆっくり話すとして、
今は、アルフと一緒に吸血鬼を追ってるんだ
今は、アルフと一緒に吸血鬼を追ってるんだ
吸血鬼ハンターか!
まるで、伝説のドーンガードみたいじゃないか
まるで、伝説のドーンガードみたいじゃないか
まさにそれだ。それに一枚噛むことになってな。
巻き込まれ体質のアベルが。
巻き込まれ体質のアベルが。
そういうところは相変わらずなんだな。
覚えてるか?
成り行きで、ドラゴンズリーチに昇ることになったあれ!
覚えてるか?
成り行きで、ドラゴンズリーチに昇ることになったあれ!
あったな! 最後は堀に落ちて…
こっぴどく叱られた。
だが巻き込まれたのはアベルだが、
あんな大事になったのはおまえのせいだぞ
だが巻き込まれたのはアベルだが、
あんな大事になったのはおまえのせいだぞ
おまえだってノリノリで事態を悪化させたじゃねえか!
それにしても、ドーンガードなんて、おとぎ話だとおもってたけどなあ
それにしても、ドーンガードなんて、おとぎ話だとおもってたけどなあ
ドラゴンも、ドラゴンボーンもそう思われていた。
ジョルバスクルにドラゴンボーンが帰って来たらしいな。
ジョルバスクルにドラゴンボーンが帰って来たらしいな。
おう、ドラゴンボーンのおっさんは俺を顎で使っておいて、地下で本読んでるぞ
もしかしたら、ドラゴンボーンの帰還もこの一件に関係あるのかもしれないね。
ともかく、ここひと月ぐらいの話なんだけど、吸血鬼達の動きが突然活発になったんだ
ともかく、ここひと月ぐらいの話なんだけど、吸血鬼達の動きが突然活発になったんだ
やつらが徒党を組んで街を襲撃するなんて、これまでに無かったことだ
そういえば…俺もちょっとまえにモーサルで、吸血鬼と戦った…
こんな大物がスカイリムに、っておっさんたち驚いてたけど…
こんな大物がスカイリムに、っておっさんたち驚いてたけど…
何が起きているのか、つきとめないといけない。
もしよかったら、同胞団の人たちの耳にも入れておいてくれないかな
もしよかったら、同胞団の人たちの耳にも入れておいてくれないかな
わかった!
しっかし、吸血鬼ハンターかあ。
ドラゴンボーン、同胞団、ドーンガード。ドラゴンに吸血鬼…
まるでガキのころに夢見てた物語の世界に迷い込んだみたいだな。
やったよなあ、勇者とドラゴンごっこ
しっかし、吸血鬼ハンターかあ。
ドラゴンボーン、同胞団、ドーンガード。ドラゴンに吸血鬼…
まるでガキのころに夢見てた物語の世界に迷い込んだみたいだな。
やったよなあ、勇者とドラゴンごっこ
そのドラゴンとも戦ったんだぞ。その話を聞いてやってくれ
うおお、マジか! すげえ!
そうそう! 俺がロリクステッドに衛兵として赴任していたころにね
――
――
・
・
あー、昨夜は楽しかったなあ。よっし、今日もお仕事をもらうとするか。
って、お?
って、お?
ちょうど良い時に帰って来たな。
シグルド、こいつをつれていけ
シグルド、こいつをつれていけ
一人の方が動きやすい
こいつの修行になるし、だいたいマルカルスは鬼門だって言ってたじゃないか

その話を思い出させるな…
え? 何、何? おっさんどっかいくの?
マルカルスだ。
シグルドについていって荷物でももってやれ
シグルドについていって荷物でももってやれ
護衛しろ、とかもっとテンション上がる感じに命令してくれねえかな!?
気分でねぇな!?
気分でねぇな!?
スコールのことを忘れたわけではないでしょう。シグルド。
盾の兄弟無しで動くべきでは無いわ。
留守の間に吸血鬼をたっぷり狩っておくから安心しなさい。
夜が奴らだけのものと思ったら大間違いよ
盾の兄弟無しで動くべきでは無いわ。
留守の間に吸血鬼をたっぷり狩っておくから安心しなさい。
夜が奴らだけのものと思ったら大間違いよ
…頼もしいが、やり過ぎるなよ。
マルカルスもはじめてなんだよな。
楽しみだぜ!!
楽しみだぜ!!
やれやれ… また山猿のお守りか…



