古代の石版に描かれた、アルドウィン討伐のためのシャウト、「ドラゴンレンド」。シグルドは、その会得方法を知ろうと、グレイビアードの元を訪れるが、デルフィンの予想通り、アーンゲールは難色を示す。そして、シグルドは彼らグレイビアードの主であるパーサーナックスと会うことになる。
2016-01-07_00017

アーンゲール
 アーンゲール
鍛錬はうまくいっているようだな。ドラゴンボーンよ。
して、頼みとはなんだ

シグルド
 シグルド
アルドゥインを倒すためのシャウトを学びたい。

アーンゲール
 アーンゲール
それを誰に聞いた。誰と話した。

シグルド
 シグルド
お察しの通り、ブレイズにだ。
アルドゥインの壁に記録されていた。

アーンゲール
 アーンゲール
なるほど。
殆ど理解できていない物事に首をつっこむのが得意だからな。
彼らの無謀な傲慢は底が知れぬ。
彼らは常にドラゴンボーンを智の道から遠ざけようとしてきた。
おまえはブレイズの道具として、彼らの目的の為につかわれたいか?

シグルド
 シグルド
さて、ブレイズの盛衰にも、智の道にも興味はない。
だが、俺の手には鋏がある。それは確かだろう? 
現状、鋏を持っているのが俺である以上、
アルドゥインが暴れるのを見て見ぬ振りをしているわけにもいかない。
望むと望まざるとに関わらず。

アーンゲール
 アーンゲール
アルドゥインが破られる運命には無かったと考えたことはないか?
太古の時代に彼を打倒した者達も、裁きの日の到来を送らせただけだ。
止めたわけではない。
もし世界が終わるのであれば、それも良いだろう。
終わらせて再生させればいい。

シグルド
 シグルド
では逆に問うが、それならば、何故俺はここにいる。
何故予言はドラゴンボーンの再来を詠った?

アーンゲール
 アーンゲール
まだおまえは声の道を見いだしてはいない。
今のおまえには世界を救うことなどできない。

シグルド
 シグルド
そうかもしれない。
だが、ならば見いだすまで座して待つか?
滅びと再生も結構だが、滅亡は単なる概念ではない。
そこに絡みついてくるのは無数の容赦の無い死だ。
血と臓物と焼け焦げた骨と怨嗟と苦痛と悲嘆だ。
ソブンガルデだのなんだの、ノルドの脳天気な与太話につきあうつもりもない。
神々や英雄たちからみればくだらん生かもしれんが、
滅亡と再生などと一行で片付けられてたまるか。
俺の手に糸を断ち切る鋏がないのなら、それが世界だ、と、諦める。
だが、俺の手には鋏があるのだろう。

アイナース
 アイナース
アーンゲール。
ロック、ロス、ドヴァーキン、スタルンデュール。
ロック、フェン。ティンヴァーク、パーサーナックス

アーンゲール
 アーンゲール
……ドラゴンボーンよ、待て。
今のは不必要であったな…。己の感情で判断力を鈍らせてしまったようだ。アイナース師が私の義務を思い出させてくれた。お前の手助けをするか否かは、私の判断ではない。

シグルド
 シグルド
……

アーンゲール
 アーンゲール
お前が学ぼうとしているシャウト、ドラゴンレンドは、アルドゥインの竜教団による想像を絶した残虐な圧政の下で生きていた人間たちによって作られた。彼らの人生のすべてはドラゴンへの憎しみに吞まれ、彼らは己の怒りと憎悪をシャウトに込めたのだ。
シャウトを学ぶとき、そのシャウトは己の存在に取り込まれる。
シャウトそのものになる、とも言えるだろう。
そのシャウトを扱う際には、お前はその悪をも己の身に取り込むことになる。

シグルド
 シグルド
人間によって、ドラゴンを倒すためだけに作られたシャウト、か。

アーンゲール
 アーンゲール
声の道にはそのシャウトは示されておらぬ。
お前の問いに答えることができるものがあるとしたら、我らの主、パーサーナックスをおいて他にはいないだろう。
彼は世界のノドの頂上でお前を待っている。そこにたどり着くためのシャウトを授けよう――

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